2006-02-22 第164回国会 参議院 経済・産業・雇用に関する調査会 第3号
以前、ある番組で面白かったのですが、何か南米移民かなんかの話で、それはコンテクストは全然別なんですが、そのとき日本は何と言っていたかというと、九千万人に人口なったと、こうなると日本人はあふれて海から落ちると、だから海外に行けといって日本政府はさんざん南米移住を進めたと。それが今や一億何千万もいて、足らぬ、足らぬと言っていると。
以前、ある番組で面白かったのですが、何か南米移民かなんかの話で、それはコンテクストは全然別なんですが、そのとき日本は何と言っていたかというと、九千万人に人口なったと、こうなると日本人はあふれて海から落ちると、だから海外に行けといって日本政府はさんざん南米移住を進めたと。それが今や一億何千万もいて、足らぬ、足らぬと言っていると。
そういうことでこの定住者は、南米移民の二、三世で日本国籍を有しないいわゆる南米日系人等に定住者の地位が与えられることが大臣告示等に定められているわけでありまして、これを根拠としてブラジルからの新規入国者が爆発的な増加を示していることは周知のとおりでございます。 改正入管法施行の年の平成二年には八万人程度が来られた。
特に南米に在住する日本人の生活というのは必ずしも、こちらに来ている報告によりますと、十分に民度が上がっているという人もあるでしょうけれども、大多数の人は南米移民をしたけれども最後はどこへ行ったかわけがわからないという事態があったりするわけでありますから、そういう意味では、やはり南米諸国の民度を上げるとともに、一国の独裁的、独占的な支配を許していかない、こういう形の方針でやっぱり臨んでいかなくちゃならないし
しかし、戦前棄民といわれ、顧みられもしなかった南米移民が、蒼氓の中から築き上げたいしずえがあったればこそ、戦後移住の再開ができたのであります。在伯日本人の今日の基礎には、これらの先駆着たちの尊い血と汗が流されているのであります。そしてその陰には、中途にして倒れた七万人の人々の墓標が静かに立ち並んでいるのであります。
単なる土質調査だけではないし、むしろ周辺の草木ということでプラス・マイナスしたらどうなっているかわからないというようなこともあるので、さらにまた僻地に入れたために、先般来南米移民のうちでもずいぶん問題になっておりますけれども、今これは始まったことではない。調査不十分で入れたために、結局満州の棄民のごときものになってしまう。
御承知のとおり、わが国とペルーとの関係は、非常に昔から深いものがございまして、わが第一回の南米移民は、明治三十二年に、佐倉丸でカヤオに上陸いたしました。これがペルーに対します最初の移民であるとともに、南米に対するわが移民の第一陣となっておるものでございます。これは、明治四十一年に笠戸丸でブラジルに行きましたわが移民、これに先んずること実に九年になっております。
わが国の南米移民の問題は、過去においてしばしば人道上の問題を起こした実例があるのであります。幸い今度ブラジル合衆国との間に移民協定ができましたことは、わが国の移民を保譲する上において非常に喜ばしいことであります。しかしながらなお二、三心配な点がありますので私からお尋ねしたい、こう思うのです。あとで田原委員が詳しくやると思いますから、私、実例をあげまして簡単に申し上げます。
○淡谷委員 別段農業の規模が拡大するということに御反対ではないようですが、ただ関連しましてさっきの移民の問題ですが、これはこの前に南米移民がいろいろ問題になりました場合に、外務省がやるか農林省がやるかで、だいぶこれはもめた問題です。これは外務省はもう農業移民の段階じゃないと言っている。農業移民はやるべきじゃないんだ、もっと技術を持った人間が行くべきだ、こう言っている。
特に南米移民などはそうでありますが、あるいは満州移民もそうであったし、非常に人道上の立場を無視した傾向があったわけです。これはいなむべからざる事実なんです。南米移民でありますが、アマゾンが非常によろしいよろしいといって、アマゾンにやった。そうすると、たとえば十人やれば九人ほどは死んだり何かしてしまうのです。それからルンペンになったり非常にひどい生活をしているわけです。
現に南米移民などは非常に悲劇を生んでいる事実がある。海外移民の問題は外務省としてはなるべく外務省を中心にやりたい、こういう考えをもっているようですが、これは無理も無いと思うのですけれども、しかしこれは絶対に農林省の方でいろいろ調査をして積極的にこれに関係するようにやってもらいたいのです。そうでないと私は非常に悪い結果になると思う。そういう事実が幾らもありますから。
政府出資一億円、それからアメリカの銀行から千五百万ドル借りてやることなったので、南米移民のことにつきましては農林省にも相談をすることにわれわれが主張して決定されたはずですが南米移民等の問題について外務省は農林省にいろいろ相談しておりますか。
○大橋(忠)委員 私は南米移民をやっておったのですが、境地に行ってみると、向うの契約労働なんというものは奴隷のようにひどい状態です。それが今日のように発展をしたのですが、あれだけの人が向うに残った一つの原因は、一ぺん行ってしまうと距離の関係で遠くてなかなか帰れない。旅費がかかったりいろいろな理由で帰れなくなってしまったから、やむを得ずあそこに残ったという人が相当おる。
具体的に現地に移住施設を作るということは今まで南米移民においてやっていないことで、新しいことでございますが、この出題につきましては、今後現地の事情調査を待ちまして、どういう考え方のもとに施設をやっていくか、全く新しいことで、調査団の調査をまずやらなければいかぬ。
それとあわせまして移住局長に、この南米移民の中で花嫁のこの問題を特に調査されましてその統計を資料として御提出いただくようお願いいたします。
○倉石国務大臣 第一のお話の南米移民に関することでございますが、全くこれは御同感でございまして、私どもも御協力を得て、全力をあげてそういう成果の上るように努力したいと思います。
○飯島連次郎君 きわめて抽象的なお答えですが、そうすると一般の人が入手できる「海外移住の手引き」という日本海外協会連合会が出しておる手引き、この第一ページをひもとくと、昭和三十年度中南米移民送出予定表というのがあります。これを見ると、各種移民を合せて、ブラジルは約三千に近い数が、これにはっきり数字で示されている。これはそうすると全然根拠のない数字ですか。
○北澤委員 戦争前におきましては日本の南米移民については、米国政府方面におきましても、必ずしも賛成ではないという気持があったのでありますが、最近の状況におきましては、今回の借款について直接に政府が関係したかどうか知りませんが、米国の朝野におきまして、日本の中南米移民というものを、側面的に援助しようという好意的態度になって参りましたことは、これは中南米移民の将来にとって、非常に大きな光明であると思うのであります
そういう意味でアメリカの場合におきましても、特に南米移民等が主になった場合には、アメリカの出資者が、日本のこの会社に対して、契約書の上ではっきりしたそういう発言権は確保されてはおらぬけれども、事実上の問題として、そういう発言をする危険があるとわれわれは心配するわけなのです。
こういうような状態が現われておりまして、現在南米移民はポルトガルとかイタリアというような国に限られておるようであります。こういう点から見ましても、国内の労働情勢というようなものを考えまして、結局外交的な政策をもっと積極的にやっていただくことが、移民発展の前提になるのではないかということであります。
実は私も戦後農業協同組合の幹部といたしまして、南米移民に多少協力したのです。ところが向うから来る報告はすべて悪いわけです。それから私の友人であり、親友である大宅壮一君などが行きまして、それが週刊朝日等に連載されておりますが、むろんこれは緑の地獄アマゾンというふうな、いささか誇張された文学的表現になっておりますけれども、実際はいろいろ情報を聞きましてこれは私は事実であると思う。
私は決して南米移民に反対するものじゃないし、アマゾンが悪いとかなんとかいうのじゃない。本の上でしかよく知らないのですから。ただ私のお聞きしたことは、移民の問題ですが、無資本でただ不用意にやるということは、実に私は満州移民の実例から見ても悲惨な目にあわされると思うのです。そういうことは人間の生活を守る上から、人間の生存を守る上から実に重大な問題だと思う。
終戦後南米移民が再開されますと、今度は渡航費の貸付ということになっておる。この戦前における移民政策と戦後の移民政策との間において、旅費の点については少しきびしくなっておると思う。このことは従ってこの会社の業務の面においても困難が起るのではないか。第二点の、事業資金を貸し付ける場合、幾らかの利子を見る、そして借り受け者の事業能力や回収可能限度等を調べて貸すと思う。
○説明員(和栗博君) 昨年南米の移民の仕事の事務のやり方につきまして、南米移民が九割五分以上農業移民でございますので、外務省と農林省との間におきまして両省の分担の分野、事務の分担分野をどういうふうにしてやっていくかということにつきまして、二十九年の七月に一応閣議決定を見ましておるわけでございますが、その閣議決定の解釈をめぐりまして、その後やはり農林、外務の間で絶えず仕事のやり方がごたごたいたしまして
こういうふうな事実があるのでありまして、南米移民の背後には血の出るような悲惨な話があるのです。むろん天国に行くわけじゃないから、苦労するのは当然だけれども、そういうふうな、人権を全く無視したような移民をやって平気でおるようなことは、これは実に私はいけないと思うのです。 それから、これは松原移民だけじゃない。あのマナカプールの辻移民に対しても同じであって、そこも全く受け入れ態勢ができていない。